保護者の方々に聞きました わが子の高校受験、親としてこうサポートしました


受験生となったお子さんを親としてどう支えていくか、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。保護者の皆さまの体験談からヒントが見つかるかもしれません。

現高校1年生のみなさんからの「印象に残った家族のサポート」体験記もこちらでご紹介しています。

※2024年度中3LINE登録者(保護者)へのアンケートより。

1.高校探しや勉強のサポート
高校探しのサポート

説明会で見て感じたことを活かして

学力関係なく気になる高校の説明会へ行き、それぞれの学校のことを見て感じてきたことを活かして高校選びができたと思う。(保護者E.Y.さん)

志望校を見つけられるように

中2から私立公立と色々高校の説明会に行き、「自分が行きたい高校、楽しい高校生活を予想出来そうな高校」を見つけられるように一緒に動きました。
息子は面倒くさがりなので、少し強引に連れ出して文化祭などにも一緒に行きました。行きは面倒そうでも、帰り道では行って良かったと思ってもらえていたので無駄ではなかったと思います。(保護者K.T.さん)

第一志望、第二志望と言わない

テレビで言っていた事を実践した。高校を「第一志望、第二志望」と言わずに「Aプラン、Bプラン」と言った。私立になったとしても納得のいく学校を選んでいるのに「第二志望」と順位があるように呼んでしまうと、無駄にガッカリ感が出てしまうからだそう。本当にそう思う。「AプランになってもBプランになっても楽しみだね」という感じにした。(保護者M.K.さん)

高校見学などの予約

私立、公立共に学校見学や体験会などがネットでの予約だったので、予約開始日などをホームページをマメに見て把握するようにしました。
子供は公立受験を選びましたが、併願となる私立も「近いから、第二希望だから」と考えずに、公立で選んだ学校と同じくらい気に入る学校を納得行くまで探しました。(保護者S.Y.さん)

志望校を迷っているときに

第一志望校を2校で迷っていた時に、各高校のメリット・デメリットを書き出させたら、自分の進みたい方向性が整理できたようだった。(保護者T.C.さん)

進路を徹底的に話し合う

中学校卒業以降の進路について徹底的に何度も話し合いました。
本人の希望を聞き、親から見て何が得意そうか、向いているかを提案し、本人が考えて志望校を決めました。
1年生からなんとなくは決めていましたが、最終的に本人が「高校に行きたい、進学校に行きたい」と決めてからは、自宅から通える範囲で、北辰テストの結果を参考に、高校を公立・私立問わずいろいろ探して一緒に見て回りました。(保護者S.J.さん)

「とりあえず入れる学校」という考えはしない

将来何をしたいのか、その為にどのような高校を選ばないといけないのかを本人とよく話し合いました。「とりあえず入れる学校」いう考えだけはしないようにしました。(保護者N.Y.さん)


勉強のサポート

家族で協力

タブレット学習がメインでしたが、北辰の過去問や公立高校の過去問を使って自宅で時間を測り模試をしたり、夫婦で採点をしたりしていました。(保護者E.T.さん)

一緒に苦手教科に取り組む

数学が苦手だったので、毎晩一緒に問題集に取り組みました。北辰テストの出来ていない項目を重点的に勉強しました。おかげさまで志望校に合格!(保護者M.T.さん)

テスト後の復習

北辰テストなどテストが終わったら、必ず一緒に復習しました。できなかったところ、弱い単元は繰り返し似たような問題を解いて演習するようにサポートしました。わからないことをすべてゼロにするのは難しいですが、最後まで諦めないようになりました。(保護者N.S.さん)

取り組むものを絞る

不安になると、あれもこれもと手を出したくなるため、取り組むものを絞るようにアドバイスしました。
また、習い事の送り迎えの車の中で勉強できるように問題集を携帯して問題を出したり、声に出す・書く・聞くなど五感をフル活用することを伝えたりしました。(保護者M.M.さん)

どんな高校があるのかわからないときは、「北辰テストで目指す志望校がわかる冊子」や、北辰テストの個人成績票に載っている「今回の成績から見えてくる学校」を参考にするのがおすすめです。



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2.生活面のサポート

毎朝起こす

朝起きるのが苦手そうだったので、毎朝起こしました。自分の過去を振り返っても中学生の頃はとても眠かったし、毎日起こして貰っていたな…と懐かしい気持ちになったりもしました。(保護者E.T.さん)

スマホ等を部屋に持ち込まない

タブレット・スマホをリビングに置いて、勉強以外で部屋に持ち込まないという事を徹底しました。(保護者N.Y.さん)

受験以外の話をする時間

子と二人の時間を設け、受験のこと以外の話をする時間をあえて作った。(保護者H.K.さん)

健康管理

勉強面もそうですが、健康管理に気をつけていました。風邪などをひかないように食事に気をつけたり、夜更かししないように声をかけたりしていました。(保護者N.C.さん)



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3.反抗期のわが子との向き合い方

親主導をやめる

初めての高校受験でした。息子の反抗期とも重なり、高校見学、学校説明会に行く学校や日程を決めるのも苦労しました。
希望を聞いても返事がなく、ここはどう?と聞いてもそこは嫌と言われ…コミュニケーションがなかなか取れませんでした。私も初めての受験だったので、早く動かないといけないんじゃないかと焦ったりしていました。
結局、私が主導することをやめると伝えて、息子自身が言ってこないなら、高校見学も説明会も行かないということにしました。私立高校、公立高校ともに、見学も説明会も予約が必要で突然言われても予約できないことも説明して待ちました。私が我慢できず、声をかけてしまうこともありましたが、いくつかの高校を回ることができました。(保護者A.N.さん)

何も言わないのも…

何を言っても聞く耳を持たないので、放置したいところでしたが、何も言わないのも「何も言ってくれなかった」と言うことは予想できたので、過去問を買ったり、範囲をプリントしてあげたり、声掛けはしました。志望校が要検討になろうと何も言わず我慢しました。(保護者I.N.さん)

イライラに巻き込まれないように

プレッシャーによるイライラと、思春期特有のイライラの狭間で、本人が一番辛いんだろうなと思うようにしていました。どちらも避けて通れないもの。親がそのイライラに巻き込まれないように、敢えて楽観的に「大丈夫、受かるよ」と言い続けてきました。目に余る言動のときは「思春期にイライラするのは仕方ないけど、言葉の選び方や態度には気をつけて」と、その言動は許されるギリギリラインだということが分かるように淡々と伝えるようにしました。
結果は見事合格。卒業式の日にもらった娘からの手紙には「イライラしてるときも怒らずに教えてくれてありがとう、不安なときも絶対に受かるって言ってくれて嬉しかった。これからイライラしても八つ当たりみたいなのは減らしていくようにします。これからもよろしくお願いします」とありました。 こちらの思いは伝わってないかもしれないと何度も感じた1年でしたが、きちんと伝わっていたことと、それを私に伝えてくれたことに涙が溢れました。(保護者I.Y.さん)

塾の先生に指導してもらう

「うっせー」しか言わない息子に志望校を聞いても答えないので放置していましたが、夏休み前に男子校に行きたいと言い出したので、慌てて塾に体験に行かせて入塾させました。私の話は聞かないので、塾の先生にお任せして息子には何も言わずに相談して指導していただきました。(保護者S.Y.さん)

難しい時期に重なる高校受験。コミュニケーションのとり方に苦労したという方が多くみられました。



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4.心がけていたこと

自分からやる気になるように

今回受験した子は、注意されたことに反発する性格。「勉強しなさい」と言えば、「絶対にやらない」となってしまうので、「勉強しなきゃ」と思う様な環境にするのが大変でした。一番効果があったのは、学校見学に行き、「ココの学校に行きたい」と本人が思った事。「高校に行きたいでしょ?」の声かけが一番良かったと思います。(保護者Y.M.さん)

程よい距離感で

子供の調子を感じて、程よい距離感で接すること。イライラしていそうな時は距離を置き、話がしたい時など会話が多い時はできる限り聞き役になり、あまり否定しないようにした。(保護者K.M.さん)

「言わない」を頑張る

「勉強しなさい」と、言いたくても言わない事がこんなにも大変とは!? 「言わない」を頑張りました!(保護者F.Y.さん)

親の苦手な教科を言わない

否定的な言葉をなるべく言わないようにした。自分は英語と数学が苦手だったが、その事は言わないようにした。「お母さんが苦手だったら、自分も苦手でも仕方ない」と思わないようにしたかったから。実際自分が母親に言われ、そう思ってしまい、苦手なまま今に至るので。(保護者H.N.さん)

ちゃんと向き合って話す

どんな時も、子供が知りたいことを自分も知らない時は調べてちゃんとした答えを教える様にし、話しかけてくれる時は適当な返事はしないで、ちゃんと向き合ってしっかり話をしてきました。子供が寂しくならないように常に向き合いたいと思っています。(保護者A.R.さん)

励まし続けた

12月に第一志望校の合格可能性が低くても、「大丈夫、努力は嘘をつかない」と言い続けて、励ましました。本人が志望校を変えずに頑張り続けた甲斐があって、第一志望校に合格できました。(保護者T.W.さん)

寄り添って見守る

娘が病気などの理由で、長い間不登校でした。学校へ行っていないため勉強がかなり遅れていましたが、体調の回復してきた娘は、3年生の時に、全日制の高校へ進学したいと一念発起。1年生の頃からの遅れを取り戻すために必死に勉強する娘に対して、時には勉強を教えてやりながら、寄り添い見守りました。
懸命な努力の結果、娘は入りたいと思っていた全日制高校に無事合格。それは、まさに娘の人生に起きた奇跡でした。(保護者S.K.さん)

わが子の味方になり、ポジティブな声掛けをするよう心がけていた方が多かったようです。



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5.不安そうなときにしたこと

本人の話を聞く

お茶を飲みながらなるべく時間をとって話すようにしました。親の意見は言わずに、自分はどうしたいのかを振り返れるように本人の話を聞きました。(保護者N.M.さん)

少しでもいいところを見つけて

とにかく少しでもいいところを見つけて励ましました。学校活動をしてたから加点になるよ、内申点頑張ったから有利だよ、もしダメでも併願の私立も近くて楽しそうだよ、などと気持ちがプラスになるようにしました。(保護者W.M.さん)

モチベーションを上げる

絶対大丈夫だと言う声がけや、好きなキャラクターの絵を描いて応援メッセージを添えたりしてモチベーションを上げる様にした。(保護者N.M.さん)

志望校選びでの後押し

志望校の選び方(我が子の場合は、家から近い、学力があと少し頑張れば合格の可能性がある)で悩んでいた時に、それも立派な志望理由になるよと、後押しした事。本人の中でふっ切れて、冬休み以降の受験勉強への取り組み方が変わったように感じた。(保護者N.K.さん)



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6.「こうしてあげればよかった」と思うこと

高校受験への親の関わり

こんなにも親が関わるものだと思ってなかったから少し心構え不足な部分もあったし、張りつめていた部分からイライラに変わってしまったこともあったなと思った。
思春期の難しい時期で会話がうまく成り立たなかったりついうるさく言ってしまったりが多くなってしまったから、少し冷静に子供の考えとか聞く時間なりをうまく作ってやるべきだったなと反省。(保護者S.Y.さん)

スタートが遅かった

3年生になっても受験生という実感が親子ともになく夏休みも楽しく遊び過ごし、10月頃やっと動き出しました。もう学校見学や説明会等も予約出来ず、学校選びも焦りました。周りがやっているからと6月から北辰テストだけは受けていましたが、スタートが遅かったため全てがギリギリで慌てる羽目に。
高校進学は中学2年のうちから見学や文化祭に行き方向性を決め、余裕を持って考えてあげられたら良かったと思います。(保護者O.E.さん)

勉強がわからなくなる前に

中2で進学フェアにいき、ほんの少し早めに高校選びを始めたので、選ぶ時間、悩む時間にゆとりが持たせられたことは良かったと思っています。
本人にやる気がなかったので、入れても仕方ないと思って塾には入れていませんでしたが、あそこまで勉強がわからなくなる前に、何か手を打っておけばよかったと思っています。(保護者K.J.さん)

早くから高校見学を

もっと、早くから高校見学をいっぱいして、意識を高めてあげれば良かった。(保護者T.S.さん)

最後までアンテナをはっておけば…

例年倍率が高いからと最初から諦めていた高校が、今回は思ったより倍率が低かった。少し頑張れば目指せるところだったので、最後までアンテナをはっておくべきだった。(保護者I.N.さん)

信じて見守れたら

受験本番までもそうですが、勉強のことや、テストの結果、いろいろと口を出してしまうことがあったので、もう少し信じて、見守ってあげられるとよかったと反省します。平気そうな顔をしていても、不安はあったでしょうし、反抗期なので親にそんな姿を見せるのも嫌だったと思います。(保護者A.N.さん)

高校受験についての情報収集や学校見学などについて、「もっと早くから動き出していれば…」と振り返る声がたくさんありました。

さまざまな高校が出展する進学フェアや、1・2年生から参加できる学校説明会もあります。積極的に参加してみるといいかもしれません。



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